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セミナーレポート
コロナ禍における正課授業サポート事例のご紹介

アルクでは2021年3月26日、「コロナ禍における正課授業サポート事例のご紹介」と題したセミナーをオンラインで開催しました。
本セミナーは主に大学関係者の方々を対象に、アルクが行っている大学の正課授業サポート事例をご紹介したものです。
当日の模様をレポートします。



コロナ禍における正課授業サポート事例のご紹介

複合的な教育アプローチで授業をサポート

セミナー冒頭、まずはアルク担当者より、アルクが学校法人向けに実施しているサポートプログラムの全体像をご紹介しました。

アルクのサポートプログラムは、次世代eラーニングシステム「ALC NetAcademy NEXT」、オンライン英会話をはじめとする「デジタルコンテンツ」、通信講座や書籍などの「教材開発」、教育機関や企業・団体の学習者を対象とした「研修・授業」、電話による英語スピーキングテスト「TSST」、英語学習アドバイザーシステム「ESAC(イーザック/English Study Advisor's Certificate)という6つの要素で構成されています。
それぞれ単独でご提供しているのはもちろんのこと、目的に合わせて「スピーキングテストでクラス分けをしたのちに習熟度別の授業を行う」「オンライン英会話と紙の書籍を組み合わせる」「eラーニングの学習状況をもとにカウンセリングを実施する」といった複合的な教育アプローチをワンストップで担えることが、アルクが持つ最大の強みです。



このほか、アルクが掲げる3つの教務哲学(Facilitative、Goal-Oriented、Learner-Centered)や、講師の厳しい採用・評価プロセス、講師が体調不良の場合でも休講にしないためのバックアップ体制などについてもご説明しました。

<事例1>ネイティブ講師による大学正課授業「英語コミュニケーションコース」

事例の一つ目として、英語のネイティブ講師による大学正課授業「英語コミュニケーションコース」をご紹介しました。このコースでは通常、TOEIC® L&R TestやTOEFL®などの結果を基にして、初級・中級・上級の3つにレベル分けを行います。学習目的は、初級で「英語の基礎体力作りと苦手意識の払拭」、中級で「4技能をバランスよくトレーニング」、上級で「実践的で高度な議論や交渉」などと設定しています。

対面、オンラインのどちらでも対応可能ですが、「2020年度はコロナ禍のため、ほとんどをオンラインで実施しました」と担当者。実施時間と回数は大学のカリキュラムに沿って調整しますが、「90分×15回」「100分×14回」の要望が多いとのことです。講師はアルクの厳しい採用条件を満たし、教授経験豊富なネイティブ・スピーカーが担当。また、アルクのeラーニング「ALC NetAcademy NEXT」を使用した自己学習の併用も可能です。

教材には、アルクが大学向けに開発した英語コミュニケーション教材「Viewpoints」を用いています。効率のよい英語習得を目的としていることに加え、「グローバルコミュニティーの一員として成功するために必要なスキルを身につけること」も主眼に置いています。日本の大学生になじみのあるトピックやテーマを取り上げ、学習者がアウトプット練習を最大限に行える構成になっていること、ディスカッションを深めながらクリティカルシンキング力を養えることなどが、主な特長です。



セミナーでは、「Viewpoints」の各ユニットの構成を詳しく説明したほか、受講した学生からのコメントとして「英語コミュニケーションの楽しさを学んだ」「実践力が身に付いた」といった声をご紹介しました。最後に、「Viewpoints」を使ったオンライン授業の様子を動画でご覧いただき、一つ目の事例紹介が終了しました。

<事例2>日本人講師による大学正課授業「基礎英語コース」

事例紹介の二つ目は、日本人講師が担当する大学正課授業「基礎英語コース」です。このコースでは通常、TOEICスコアなどを基に、初級と中級の2レベルでクラス分けを行います。学習目的は、初級が「中学・高校英語の総復習と定着。知識の習得から実践力(4技能)の強化へ」、中級が「高校修了〜大学レベルの英語基礎力の定着。基礎から応用力への展開と実践力(4技能)の強化へ」など。時間と回数は大学のカリキュラムに沿って調整しますが、こちらも「英語コミュニケーションコース」同様、「90分×15回」「100分×14回」のご要望が多くなっています。授業形態は対面とオンラインのどちらも可能ですが、2020年度はコロナ禍のため、ほとんどをオンラインで実施しました。

教材には、アルク刊行の学習書『夢をかなえる英文法 ユメブン0』と、eラーニングの「ALC NetAcademy NEXT 総合英語トレーニング初級コース」を使用します。セミナーでは、「Target Sentencesの徹底反復で確実に英文法をモノにする」「読む・書く・聞く・話すの4技能が全て身に付く」といった『ユメブン』の特長をご紹介するとともに、実際の教材ページを映しながら各ユニットの構成をご覧いただきました。



一方のeラーニング教材「ALC NetAcademy NEXT 総合英語トレーニング初級コース」は、Listening、Speaking、Reading、Writingの「4技能」にVocabularyとGrammarを加えた「6つの力」を養成することがコンセプト。インプットからアウトプットへ無理なく移行できるステップ学習と充実したトレーニング機能を通して、学習者の総合的な英語力を養います。セミナーでは、リスニング、スピーキング、リーディング、文法といったスキル別に、学習の流れを詳しくお見せしました。

また、ある大学における具体的授業の流れをご説明したほか、学生からのコメントとして「英語学習をすることが楽しく感じられた」「復習を兼ねた英作文に取り組むことで、理解がより深まった」「発音を確認しながら学ぶことができた」「発音が良くなった」といった声をお伝えし、二つ目の事例紹介が終了しました。

Q&Aセッション~授業形態やクラスサイズなど~

当日は、Zoomのチャット機能を利用して、参加者から多くの質問をいただきました。それらの一部を、一問一答形式でご紹介します。

Q.オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型授業の実践例はありますか?
ある大学で、今年度の実施が決まっています。「何曜日の何限が対面」「何曜日の何限がオンライン」という形で大学側が設定し、アルクがそれに対応しています。
Q.クラスサイズはどのくらいまで対応していますか?
クラスごとの人数は、大学によって異なります。本日ご紹介した「英語コミュニケーション」の事例では、1クラス25名までとなっていました。
Q.どのくらいのクラス数までお願いできますか?
これまでの実績では、毎学期100コマ以上実施している大学もありますし、1コマでも対応できます。エリアや授業内容にもよりますが、基本的には大学とご相談の上で検討していきます。

取材・文:いしもとあやこ

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