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書籍事例紹介
『TOEIC® L&Rテスト 全パート攻略 絶対突破!500点』大学における授業での活用



英語学習アドバイザー デルガード富美子 先生
豊橋技術科学大学


SGU(スーパーグローバル大学)指定校である豊橋技術科学大学では、英語学習アドバイザーが常駐し、学生および教職員の皆様の英語学習支援をはじめ、英語に関するご相談全般に対応しています。その一環として1回50分×6回を1コース(リスニングとリーディングは別々)とするさまざまな講座を年に数コース提供しています。参加は希望者による予約制で運用しています。中でもニーズが多く、年間で複数回実施しているのが、500点突破を目指すコースです。


本学は理系の大学で研究や実験で多忙な学生が多いため、1回の時間は短く、短期完結型。その代わり受講できるタイミングを数多く設けています。テキストには『TOEIC® L&Rテスト全パート攻略 絶対突破!500点』(早川幸治著、アルク)を採用しました。


コンテンツに独立性のある本書は、50分で完結するプランが立てやすいことに加え、連続で出席できない受講生からも、連続性を気にせず参加できて良いと好評です。さらに、本書には良質な演習問題が豊富に用意されており、TOEICのスコアアップにとどまらない基礎力の定着に向けた学習ステップが、テーマの冒頭と最後で繰り返し促されています。本講座は、いわば講義と自己学習がセットになった運営スタイルが特徴でもあるため、こうした点がテキスト選びの大きな決め手となりました。

本書の特長

  1. 段階を踏んでTOEIC形式に慣れる工夫 1. 簡易問題:複雑な情報をそぎ落としたミニマムな文で導入を行い、達成感を味わう
    2. 「狙い目」集中エクササイズ:各テーマ別のターゲットの観点で練習
    3. 本番形式問題:より詳細情報が加わった内容の問題を、実際のTOEICの形式で解く。
    以上の3段階を踏むため、知らない単語や無駄な情報に惑わされず、骨子が分かれば解けるようになる工夫がされています。
    4. 「模擬問題に挑戦!」も用意されているので、自己学習にて力試しが可能。
  2. 解くべき問題のきゅう覚を養う工夫 効率よく500点を突破するには、上級者をテストするための問題を排除し、初・中級問題にターゲットを絞りこむことが、鍵と言われています。しかし、理屈は分かっていてもそれが見抜けず、実力を発揮しきれない学習者が多いのが現状です。本書は、解くべき問題をパターン別に繰り返し練習することで、「解くべき問題」に気づけるようになる仕組みがあります。さらにコラムの中で、「解けなくていい問題」についても言及しています。これが見抜ければ、迷うことなくスキップし、自分の解くべき問題に集中できそうです。
  3. 何度でも徹底的に使い倒したくなる工夫 本書には、単にスコアアップを後押しするだけでなく、そこを起点として英語力をつけたくなる工夫が随所にあります。各パートの冒頭の「問題を解いたその後は!」で、問題を再利用した学習ステップを示してあり、各項目の最後でも、このページに戻り、英語力の底上げをするようリマインドしています。本当の英語学習は実はここから始まるのだという、著者の思いが感じられます。同じテキストを繰り返し利用する本講座では、2度目、3度目の受講者には同じ問題に対し違う角度からの課題が出せる点で非常に助かります。さらに本書ではリーディング部分の音声も提供されおり、音声を利用した速読力アップの方法も指南されています。本書を使い倒したあかつきには、テスト対策に加えて英語の基礎体力が養えるはずです。

講座の流れ

LコースかRコースか、また1日に扱う項目数も日によって違うため、下記ではその日の1項目を扱う基本サイクルを示します。

  • ウォームアップ
    前回のクラスで扱った語彙のミニテスト。または語彙を取り入れてのミニ会話。
  • 1.「簡易問題」
    この日のテーマを説明し、簡易問題で足慣らし。
  • 2.「ここが狙い目!」
    その日のポイントを解説するとともに、そのタイプの問題で何が問われているか、理解できたかを「確認問題」でチェック。
  • 3.「本番形式問題」
    1より複雑な問題だが、2の観点を意識して理解度をチェック。解答解説後、「実践演習プラスα」に記載のステップを1問だけ講座内で実施。
  • 4.クロージング
    3でやり残した問題と、「模擬問題」を自己学習として指示。

TOEIC(R) L&Rテスト 全パート攻略 絶対突破! 500点

『TOEIC® L&Rテスト 全パート攻略 絶対突破! 500点』(アルク)

TOEIC最初の壁500点を超えるのに必要な正解すべき問題だけに1カ月集中して取り組み、結果を出す本。初級者向けの基礎演習を積み、TOEICの問題を<易しいVer.>→<本番Ver.>で反復するから「解く力」が確実に定着します。500点を取るためには、難しい問題に正解できる必要はありません。初級レベルの問題を1問でも解けることが重要なのです。

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