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厳選ワード(1)「学習指導要領」

今だから知っておきたい厳選ワード

※記事内の情報は、メールマガジン配信時点(2018年12月5日)のものとなります。予めご了承ください。


厳選ワード(1)「学習指導要領」


「学習指導要領」は日本中どこでも一定水準の教育を受けられるように、文部科学省が定めた教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準です。 あたかも教育現場を縛るもののように言われますが、むしろ大きな「枠組み」であり、示されているのはそれぞれの教科等の目標や大まかな教育内容です。 実際には小・中・高等の各学校が地域や学校の実態に応じて教育課程を編成することとされています。

現行の学習指導要領の基本的な理念・目標は「生きる力」を育むことです。 学校・家庭・地域で連携・協力して「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の知・徳・体のバランスのとれた力を育成することを目指しています。(*1)

現行の「学習指導要領」を踏まえ、いよいよ次期学習指導要領が小学校は平成32年(2020年)4月から、中学校は平成33年(2021年)、高等学校は平成34年(2022年)から実施されます。 小学校では年間の標準授業時数等が増え、「外国語活動」が3年生と4年生で年間35時間、そして高学年では中学校との接続を意識した教科としての「外国語」が5年生と6年生それぞれ年間70時間始まります。 今年度は移行期間の初年度として各地でさまざまな取り組みが試行されています。過渡期のまっただ中ですのでどこも手探り状態です。

時間数が増え教科となることで、早期英語教育熱が高まることが予想されます。 しかし児童の認知発達や興味、関心を無視しての「教え込み」や、文法や綴りの正確さにこだわるなど、知識や技能に偏った指導姿勢や評価の考え方では、より早くに英語嫌いにしてしまうことになりかねません。

これまでの児童英語で指導者が大切に培ってきた英語との向き合い方、つまり「知的好奇心をくすぐられる、適度なチャレンジがある内容を、長いスパンで、自分から探求する姿勢や学習習慣を育てながら、楽しく」英語を学ぶことがいっそう大事になってくるでしょう。
今後、子どもたちのより良い学びを目指して校種間の連携や、学校・家庭・地域の連携がいっそう求められます。

*1 現行の学習指導要領のポイントがわかる保護者用リーフレット(平成23年作成)


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著者プロフィール


狩野 晶子先生狩野 晶子
上智大学短期大学部英語科准教授
小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事、指導者育成トレーナー、トレーナー検定委員。英語授業研究学会理事、関東支部事務局長。児童英語教育学会(JASTEC)関東支部運営委員。
専門は第二言語習得、早期英語教育。近年はとくに児童英語、小学校英語の分野での実践、研究を進め小学校での英語指導、実践研修に携わる。英語教育に関する著書に加え文部科学省検定教科書や辞書、教材など多数執筆。
近著:『小学校英語教科化への対応と実践プラン』(共著・吉田研作編)(教育開発研究所2017)、『新学習指導要領の展開 外国語活動編』(共著・吉田研作編)(明治図書2017)、『新学習指導要領の展開 外国語編』(共著・吉田研作編)(明治図書2017)。

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