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<第11回>ルーブリック(rubric)

CLTとは何か?

【第11回】 ルーブリック(rubric)

※記事内の情報は、メールマガジン配信時点(2018年7月4日)のものとなります。予めご了承ください。



客観的な評価をするためには、事前に採点をするための基準を設定しておくことが必要です。望まれる学力の基準に照らして、生徒が到達するであろうパフォーマンスのレベルを評価項目ごとに記述したものを「ルーブリック(rubric)」と呼びます。

前回にも例に出した自己表現活動(発表など)を使ってルーブリックの具体例を挙げていきましょう。まず、それぞれの生徒の発表に対して複数の評価項目(「文法的正確さ」「アイコンタクト」など)を設定し、各項目についてどのようなパフォーマンスが期待されるかを記述します。

例えば、「文法的正確さ」S-A-B-Cの4段階で(もちろん3段階でも、5段階でも結構です)を評価すると、次のようになるかもしれません。
[S:文法的な誤りがない/A:多少の文法的な誤りがある/B:文法的な誤りが多いが意味はわかる/C:英文として成り立っていない、意味もわからない]

同様に「アイコンタクト」については、
[S:すべての聴衆に均等に視線を向けている/A:特定の聴衆にのみ視線を合わせている/B:ときどきしか聴衆に視線を向けない/C:目を合わせようとしていない]などとできるでしょう。

新しい学習指導要領の下では、各学校が英語を使って何ができるようになるか、という観点からCAN-DO形式の学習到達目標を設定し、それに基づく指導と学習評価をすることが求められます。その際には筆記テストのみならず、スピーチ、インタビューテスト、エッセーなどのパフォーマンス評価や、観察による評価が大切になります。

従来は、これら評価は主観的になりかねないという理由で避けられがちでしたが、ルーブリックをしっかり定めて評価基準を可視化することにより、誰の目にも公平な評価を行うことが可能になるのです。


●著者プロフィール


藤田 保
上智大学言語教育研究センター教授。専門は応用言語学(バイリンガリズム)と外国語教育。アルクキッズ事業アドバイザーを務める。NPO小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)専務理事。著書に『英語教師のためのワークブック』『先生のための英語練習ブック』(ともにアルク)など多数。


書籍紹介

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著者:藤田保 価格:2,200円(税込)


「教室英語の力をもう一歩先へ進めたい」と考える、小学校の英語活動や英語教室で教えている先生にぴったりの書籍です。5つの練習問題に繰り返し挑戦するうちに、英語で授業を進めるために必要な力を身につけられます。

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