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<第1回>CLTの背景と足場かけ

CLTとは何か?

【第1回】 CLTの背景と足場かけ

※記事内の情報は、メールマガジン配信時点(2017年9月6日)のものとなります。予めご了承ください。



ここ20年ほどの間に日本の、そして世界の外国語教育の流れはコミュニケーションを中心とした教え方 Communicative Language Teaching (CLT) に移っていますが、なぜコミュニケーションが重視されるのでしょうか。

従来の英語教育では単語や文法の知識を正確に覚えることが重視されていましたが、その背景には「ことば」というものは体系の集まりであり、この体系を身につければことばが身につくという考え方がありました。

しかし、実際に人がことばを身につける過程を観察すると、初めから正しいものを覚えてから使うのではなく、間違いながら試行錯誤の中で周りの人々とやり取りをしながら身につけていることがわかってきたのです。そして、その過程を授業の中にも取り入れようというのがCLTの根底にある考え方なのです。

では、周りの人々とコミュニケーションをとりながらことばを身につけるとはどういうことなのでしょうか。ことばに限らず、新しいことを学んだときに、正しいかどうか、またうまくできるかどうかわからないけれどもやってみようとする時期があります。成功することもあれば失敗するときもあり、また一人では無理でも手助けがあれば何とかできることもあります。天井の電球に自分の背丈では届かない手も、台の上に立てば届くことができるのと同様です。

この手助けのことを「足場」(scaffold)と呼び、一人では言えなかったことが周りの人の補助があることで言えるようになり、それを繰り返していくうちに次第に一人でも言えるようになっていくプロセスを「足場かけ」(scaffolding)と呼んでいます。


●著者プロフィール


藤田 保
上智大学言語教育研究センター教授。専門は応用言語学(バイリンガリズム)と外国語教育。アルクキッズ事業アドバイザーを務める。NPO小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)専務理事。著書に『英語教師のためのワークブック』『先生のための英語練習ブック』(ともにアルク)など多数。


書籍紹介

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著者:藤田保 価格:2,200円(税込)


「教室英語の力をもう一歩先へ進めたい」と考える、小学校の英語活動や英語教室で教えている先生にぴったりの書籍です。5つの練習問題に繰り返し挑戦するうちに、英語で授業を進めるために必要な力を身につけられます。

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