英語の先生応援サイトLearning Teachers' & Advisors' Forum

  •  
  • 初めての方へ

#1 単語・熟語の力を伸ばす指導

#1 単語・熟語の力を伸ばす指導

キムタツ流 授業×家庭学習で生徒の力を伸ばす秘訣
2020/11/2up
灘中学校・高等学校の木村達哉先生による4回完結の誌上セミナー。生徒の家庭学習を促すために、授業でどのような活動・声掛けを行えば有効なのか、木村先生の日々の実践をもとにご紹介いただきます。

#1 単語・熟語の力を伸ばす指導

家庭学習を促す指導の重要性

皆さん、こんにちは。木村達哉です。生徒への指導を行う際に授業を大切にさせるのは言うまでもないのですが、だからと言って授業だけで十分な英語力を身に付けることはどんなに有能な生徒であっても不可能です。授業だけでは、量的に全く足りないからです。「家庭学習をいかに促すか」を意識した指導でないと、いくら先生方が授業で必死になったとしても、生徒たちの英語力伸長には結び付きません。そこで、「どうすれば家庭学習につながる指導ができるのか」について書いていきます。どうぞよろしくお願いします。今回は、英語学習において最も大切な単語と熟語の指導です。

指導上のTIPS

超基本単語(『新ユメタンJr.』や『新ユメタン0』のレベル)の場合、語単位で覚えてもいいと思うんです。 例えばkettleとかroadなどに例文が要るとは思えないんですね。大学合格必須単語(『新ユメタン1』のレベル)の場合には学校にもよると思うのですが、これもフレーズや例文がないと覚えられないというレベルではないように思われます。逆に、難関大学合格必須単語(『新ユメタン2』や『新ユメタン3』のレベル)の場合、あるいは『新ユメジュク』のような熟語集の場合、語よりもフレーズや例文を見て意味を言えるようにする (逆に英作文ができるようにする)ことを念頭に置いて指導した方がうまくいくように思います。基礎段階では、語彙レベルを上げることを意識しないと「使える英語」のレベルには全くもって到達しません。英検準1級レベルまでしっかりと語彙力を高めてあげることを意識して指導していきたいものです。 

授業
*曜日ごとに5~10分程度
家庭学習
月曜日 単語(フレーズ)を音読
まずはCDやアプリで教員と生徒が単語の音を確認し、何度も音読する。
(大学入試レベルの単語については、フレーズ(例文)からスタートしても構わない)
単語(フレーズ)を音読
授業で指導された通りに、CDやアプリの音声に合わせて音読(あるいはシャドーイング)を行う。一週間(授業と家庭学習を含む)の反復回数の目標を決めておき、その回数をクリアすることを念頭に置いて学習に取り組む。
火曜日 単語(フレーズ)の意味を確認
CDに合わせて音読をしながら、意味が言える単語(フレーズ)とそうでないものに分け、前者を増やしていく努力をする。可能ならば数回行う。
インプットを意識
授業で行った活動を家庭で継続する。水曜日までにできるだけ多くの単語(フレーズ)を日本語に直せるように、 反復回数を増やしていく。インプットができていないと週後半のアウトプットが成功しないので、この活動を大切にする。
水曜日 意味が言えるようになるまで反復
月曜日から水曜日までの3日間で、意味が言える単語(フレーズ)を80%以上確保する。
そのために、反復回数の目標を見直す。
覚えるより「増やす」意識
単語テストのために覚えようとすると忘れやすいので、反復回数を増やすことを意識して学習に取り組む。単語テストはあくまでも通過点であることを認識。また、できるだけ速く英語から日本語に直せる単語(フレーズ) を増やす。
木曜日 アウトプット活動に移行
意味が言える単語(フレーズ)をCDに合わせて音読し、日本語を英語に直してみる。
直せるものを増やす意識を大切にする。
アウトプットを意識
授業での活動を家庭でも継続する意識を持ち、週の後半は日本語から英語に直すことができるように反復回数を増やす。CDの日本語が流れたら即座に英語に直せる単語(フレーズ)を増やそうと努力する。
金曜日 アウトプット活動を継続
この一週間における、授業と家庭学習での反復回数の合計をチェック。あまりにも少ない場合には、次週以降は可視化するためのチェックシートを作るなどして工夫する。
クイックレスポンスを意識
日本語を即座に英語に直せないと、すぐに忘れてしまう上にスピーキングにはつながらない。一週間の反復回数が目標に到達しなかった場合には、土日でカバーをする。しかし、毎週土日でカバーすることにならないよう、 語彙トレーニングをルーティーン化する。
*授業...曜日ごとに5~10分程度
木村達哉先生

木村達哉先生

灘中学校・高等学校教諭。学校での授業に加え、学習参考書やエッセーの執筆に励む。英語教師を育てる意図で「英語教師塾」を立ち上げ、全国の中学校・高等学校での講演の他、福島・沖縄の教育支援を目的に高校生向け勉強会を開催するなど、教育活動に精力的に取り組んでいる。「新ユメタン」シリーズ、「夢をかなえるリスニング ユメリス」シリーズ(いずれもアルク)など著書多数。最新刊に『キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】/【実践編】』(アルク)がある。

今回木村先生にご紹介いただいた教材はこちら

新ユメタン1

『夢をかなえる英単語 新ユメタン1 大学合格必須レベル』(アルク)

「キムタツ式語彙学習法」で大学入試突破に必須の1000語を完全記憶します。1週間かけて、毎日同じ100語に"7つのアプローチ"で何度も出合う学習法だから、無理なく定着します。

新ユメジュク

『夢をかなえる英熟語 新ユメジュク』(アルク)

「キムタツ式熟語学習法」で、大学入試に必須の1000熟語を完全マスターします。例文を中心に、80熟語を1週間毎日繰り返し学習するので、高い定着率で熟語を学習できます。

アーカイブ素材検索

イベントカレンダー

 

 

求人情報

      
  • アルク語学教育研究支援制度
  • 新ユメタンiosアプリ
  • 新着&更新コンテンツ
  • 授業×家庭学習で生徒の力を伸ばす秘訣
  • Mr. Evineの使える英文法指導
  • 事例紹介
  • 英文法のキソ

ページ先頭へ