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英語力トレーニング虎の巻<Vol.11>

英語力トレーニング虎の巻

■リーディング編

リーディングは、英語の学習者であれば誰もが行う最も慣れ親しんだ学習法ですね。
インプットとしての役割は大きく、聴く・話す・書くことができるようになるための基盤です。速読に注目しがちですが、速読と精読は車の両輪、支え合う関係です。速読法はこれまでいくつかご紹介しましたので、今回は精読法のパラグラフリーディングをご紹介いたします。


●パラグラフリーディングとは

パラグラフを構成する1つ1つのセンテンス間の関係と、文書を構成するパラグラフ間の「関係の確認」をしながら、文書全体の展開や構造を把握する読み方です。こまかい部分にこだわり過ぎると「木を見て森を見ず」となり、全体を見失いがちです。木(センテンス)も森(文書)も見て、文脈の大きな流れを理解しましょう。


●関係の確認とは

各パラグラフの主たるトピック(main topic)を表すセンテンスと、補助的情報(supporting details)を表すセンテンスとを区別して、それらの関連性をつかみます。原則として1つのパラグラフで扱うトピックは1つ、筆者の主張も1つです。同様に、文書を構成するパラグラフにも、メイントピックを扱うパラグラフと筆者の主張を展開するパラグラフがあります。それぞれの役割と趣旨を見極めましょう。


●一般的な構成順序とは

英語の文章には理路整然とした論理性が求められます。パラグラフでは冒頭のセンテンスにおいて、文書では冒頭のパラグラフにおいてメイントピックを提示しておき、その後、筆者の主張・理由付け・具体例を展開する、という順序が一般的です。構成の大原則を理解しておくと、ある程度は先の進展を推測することも可能です。内容理解の手助けにしてくださいね。


●パラグラフリーディングの効果とは

1.単語の意味を特定しやすくなる

知らない単語や多義語があると読みづらいものですが、前後のセンテンスの関連性を考えて読めば、この意味でなければ意味が繋がらないと推測できます。becauseが使われていれば主張の理由付けですから、後に続くのは筆者の意見と同じ方向性の内容のはずだと推測できます。文脈から俯瞰して意味を考えるため、わかない単語があってもそこで思考停止に陥らずに済みます。単語を丁寧に見るため、接頭・接尾語、派生語に気付いて語彙が増えるという好結果も期待できます。


2.文法知識を活性化できる

センテンスを読む場合は、多々ある単語の中から主語と動詞を見極め、動詞の時制、itやthatなどの代名詞・指示代名詞が指す内容、英文の構文を確認します。文法知識を総動員して読むわけです。また、単語単位からフレーズへ、構文へ、と構成要素の段階を追って英文を確認しますから、語法の力も身に付きます。


3.論理性に慣れることができる

接続詞のbecauseやalthough、接続副詞のthereforeやhoweverなどの談話標識を手掛かりに、文脈が順接のまま進んでいるのか、逆接の方向に展開しているのかを常に意識して情報処理をすることになります。英語は因果関係を重視しますから、読み手の視点も磨かれます。


仕上げに、精読した文書と同じトピックの英文を読んだり聴いたりしてみましょう。精読したことで得られた背景知識も英語の知識も応用できます。理解度もアップすることを実感してください。速読やリスニングが楽になれば、さらにやる気もアップしそうですね。


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