英語の先生応援サイトLearning Teachers' & Advisors' Forum

  •  
  • 初めての方へ

英語力トレーニング虎の巻 Vol.9 ディクテーション編

通訳者の間では「知らない単語は聞き取れない、聞き取れない単語は訳せない」という言い伝えがあります。その根底にある考えとは、まずは「知識」をしっかりと把握し、幅広いテーマを日ごろから吸収しながら語学訓練にあたる、というものです。相談者の中には英語学習そのものが目的化してしまい、行き詰まりを覚える人も少なくありません。そこで今回は、知識のインプットを念頭に置きつつ、ディクテーションを用いた学習法をご紹介しましょう。


まずディクテーションに必要なものは以下の通りです。

 *CD音声、英文トランスクリプト、できれば訳文

 *罫線入りノート、ボールペン


たとえ音声があってもスクリプトがなければ、自分の書き取りの正否を確認できませんよね。また、訳文があれば、「どういう意味だろう?」と思ったときにすぐ確認できます。ディクテーションに限らず、英語の勉強にはこの3点をそろえることが理想です。


白紙でなく罫線入りノートを使うのには理由があります。書き取れなかった部分を空欄にした際、それが1語なのか、1文なのか、罫線があればその量がわかるからです。白紙ではどれぐらい書き落としたかが把握しづらくなりますので、ぜひ罫線入りを使ってください。なお、後ほど自己添削できるよう、1行おきに書くのもお勧めです。


ボールペンもぜひ書きやすい1本を見つけてみましょう。あえてボールペンを使うのは、「消しゴムで修正しないことにより、自分の間違いを視覚化する」という理由があります。スペルを間違えて何度か書き直したという痕跡があれば、その単語の綴りがまだ自分にとって把握できていないことを意味します。復習の際の指針にしてみて下さい。


音声素材はご自分の興味があるテーマがお勧めです。「ディクテーションをするついでに、未知の内容に巡り合えた。英語を通じて新しい知識を吸収できた!」という喜びは、英語学習の動機づけになります。ニュース、芸術、スポーツ、科学、宇宙など、世の中にはたくさんの話題があります。訳文はないものの、海外のニュースサイトの中にはスクリプトをホームページに掲載しているところもあります。また、VOA Special EnglishやBBC Learning Englishなどは英語学習者向けにスピードや使用語彙のレベルで配慮がなされています。TEDやYouTubeなどにも興味深いコンテンツがたくさんありますので、自分の関心分野に基づいた教材を選んでみましょう。


さて、学習ステップですが、以下の手順で試してみましょう。


1.目をつむって通しで音声を聴く:
目をつむるのは、視覚をあえて遮断するためです。外界からの情報を断ち切ることにより、集中力を高めることができます。音声に焦点をあてながら、内容を頭の中で想像してみましょう。ビジュアル化をすることで、強烈に頭に焼き付けることができます。


2.音声を適宜止めながら紙に書き出す:
止める箇所はご自分にとって取り組みやすい所で構いません。慣れないうちはこまめに止めることになるかもしれませんが、それも良しとしましょう。せっかくディクテーションに取り組むのですから、無理をしないことが肝心です。


3.まずは最後まで書き取ることを目標にする:
虫食い状態でも良いのです。とりあえず、音声の最後まで何とか書き抜いたという達成感を味わってください。終わりまで到達したら、再度音声の冒頭に戻り、空欄の箇所を埋めていきます。全般的に空所補充ができるまで何度でも聞き直してみましょう。ジグソーパズルの穴埋めをしていく感覚です。


なお、作業時間に関しては自分なりの「締切」も設けてみて下さい。「3回聞いてわからなかったらスクリプトを見る」「5分考えても綴りが思い浮かばなかったら諦める」など、ある程度の達観も必要です。自分を無理に追い込むのでなく、楽しみながら取り組んでみましょう。


英語力トレーニング虎の巻 TOPへ

アーカイブ素材検索

イベントカレンダー

 

 

求人情報

  • 理系・医学の英語応援キャンペーン
  • 新ユメタンiosアプリ
  • 新着&更新コンテンツ
  • らくらくテスト ONLINE<デモ版>
  • おすすめ絵本&アクティビティ
  • CLTとは何か?
  • 英語4技能資格・試験情報
  • 英語の先生向け アルク選書の紹介

ページ先頭へ