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英語力トレーニング虎の巻 Vol.5 リスニング編

●リスニングとは?

英語力アップには、4技能(読む・聞く・話す・書く)の並行学習が効果的です。中でもリスニングは、話者の言葉をinput(聞き取る)だけでなく、「音」と「意味」を一体化して、論理性やニュアンスまで正確に理解して体に取り込むことも意味します。一般的に日本人はoutput(発信)が苦手と言われますが、自分の意見は自分がよく知っています。リスニングは相手の主張や使われる語彙のレベルも、発音とスピードもすべて相手次第。受動的な分、うまくこなすのは難しいですが、意思疎通には必須ですね。今回は、聞き取りの精度を上げる方法をご紹介しましょう。


●リスニング練習の効果とは?

1) 音変化・リズム・イントネーションの体得
「文字を見れば理解できるのに、聞くとわからない」は、皆に共通する悩みです。単語はそれぞれ独立していますが、発話では、単語の区切りは無視され連続する単語は発音しやすいように変化(連結・同化・脱落)します。キーワードの「内容語」は強く、前置詞、冠詞などの「機能語」は弱く素早く発音されるため、強弱のリズムが生まれます。日本語とはかけ離れた発音体系ですから、聞いてそっくりまねる練習をすることで英語特有の音が聞き取れるようになります。


2) 単語のスペルと音の関係の強化
単語のスペルに関する知識と耳から得た情報を一体化させることができれば、聞いた直後に内容把握までできるようになります。例えば、「キュー」([kju:])と聞こえる単語には、"Q""cue(合図)""queue(列)"などが思い浮かびますが、スペリングは異なりますね。発音記号を覚える一方で、リスニング練習を重ねればスペリングと実際の発音を直結させることができます。単語は文の中で使われますから「キュー」と聞こえても、毎回 "Q ?"と不安にならず、頭に点在するスペルの知識と音を関連させて理解ができます。リスニング練習は語彙力や語法の強化にもつながります。


3) 理解の高速化
黙読のペースは自分の理解度に左右されます。難しい個所は日本語の語順に直して理解しがちですが、ナチュラルスピードの英語を聞くリスニング練習で英語の語順のまま日本語を介さず理解できるようになります。また、英語は論理性が明確で、一般的に「話す人の意見+相手を納得させるサポート情報」がセットでよく出てきます。順接や逆接を表す標識("and""but"等)などを聞き取れると、素早く正確に、大きな論旨の組み立てが理解できます。


●効果的なリスニングの方法とは?

「言えることは聞き取れる」といわれます。以下は、単語にかかわる知識とその音を一体化させる手順です。


 Step1【準備】

  音声CDを聞き、音変化のある個所に印をつける。音読で口慣らしをして英語表現に慣れておく。

  ↓

 Step2【声に出す】

  シャドーイング(CDの音にやや遅れて発音する)で音変化、リズム、イントネーションをそっくりまねる。
オーバーラッピング(CDと同時に発音する)でスピード感を養う。

  ↓

 Step3【自己チェック】

  ディクテーション(聞こえた英文を書き取る)で「100%正確に」を目指す。


●ワンポイントアドバイス

人間は生後1年くらいで母音を識別する脳の仕組みができるそうです。ネイティブスピーカーの発音と自分の発音がちょっと違っていても、「音変化させたほうが発音しやすい」と実感できれば、変化の法則が飲み込めて聞き取りもぐっと楽になります。ラグビーではよくOne for all. All for one.(1人はみんなのために。みんなは1人のために)と言われます。all を「4技能」と読み替えて「読む・話す・書く」を導入すれば、聞く力もアップするということになりますね。


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