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英語学習アドバイザーの基礎知識<Vol.3>

英語学習アドバイザーの基礎知識


目の前の相談者にやる気を出させるには


英語学習は長期戦。学習を積み重ねて成果を出すには、本人の"やる気"が必要です。
英語学習アドバイジングでは、英語の学習方法をアドバイスするのですが、同時にモチベーションの向上・維持をサポートするのも大事な側面です。


では、どのようにモチベーションを上げるのか。

もともとやる気いっぱいの相談者ならば、今の頑張りを認めてほめるのが一番かもしれません。
でも、英語を学ぶ必要があるにも関わらず、なかなかモチベーションが上がらずに困っていたら......。
そんなときには、モチベーションが上がらない原因を探り、そこに働きかけていくことで、やる気を引き出すことができます。それには、モチベーション理論の知識が大いに役立ちます。

たとえば「自己決定理論」。
人は他人から言われたことより、自分で決めたことの方がモチベーションにつながり、自律的に物事を進められるそうです。「~してください」と言われるより、「~という方法がありますが、どう思われますか?」のように判断を委ねられ、自分で選択・決定した計画のほうがやる気につながりそうです。

「目標設定理論」。
目標があるほうがやる気が出るものですが、その目標が明確で、少し高めだけど頑張れば手が届きそうなときが、一番モチベーションが高まるそうです。「日常会話ができるようになりたい」という漠然とした目標より、「1か月後までに、会話フレーズの本を一冊仕上げる」という短期ではっきりした目標のほうが効果的です。

「原因帰属理論」。
何かの結果が出たときに、何を原因だと考えるかによって、モチベーションが左右されます。例えば結果をもたらしたのは「運」や「生まれながらの資質」だと考えると自分ではどうしようもないのでやる気も出ませんが、「努力」や「方法」によるものと考えるならば、今後改善の余地があるので、次は頑張ろうという気持ちになります。例えばTOEIC®のスコアを持ってきた相談者には、「もう少し時間をかけて準備すれば」「対策法をこんなふうに変えてみたら」のように、「努力」と「方法」に結びつけるように働きかけてみましょう。

モチベーションを高めると言っても、ただ「頑張りましょう」と声をかけるだけでは、なかなかやる気はわいてくるものではありません。プロの英語学習アドバイザーとしては、モチベーションの理論を踏まえたうえで、効果的に精神面のサポートをしていきたいものですね。




 

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