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藤田保先生に聞く! 子どもの英語 いま知っておきたいこと

子どもの英語にまつわるさまざまな疑問への回答や英語教育に関する情報を、上智大学言語教育研究センター教授の藤田 保先生が分かりやすく解説します。
「子ども英語先生メールマガジン」バックナンバーからの転載記事です。

●著者プロフィール


藤田 保
上智大学言語教育研究センター教授。専門は応用言語学(バイリンガリズム)と外国語教育。アルクキッズ事業アドバイザーを務める。NPO小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事。著書に『英語教師のためのワークブック』『先生のための英語練習ブック』(ともにアルク)など多数。


最新記事 [隔週更新] 2017/11/17 UP!

※記事内の情報は、メールマガジン配信時点(2017年6月7日)のものとなります。予めご了承ください。


<Vol.7>入試における外部試験の活用


イメージ これまで何度となく英語教育を変えようという改革の動きがあったにもかかわらず、その試みがことごとく失敗に終わってきたのは、「入試はどうするの?」という懸念があったためでした。入試が文法と語い、読解力しか問わないのに、「会話なんかやっていたら受験生が困ってしまう、時間の無駄だ」という声のために英語教育改革はいつも頓挫していたのです。

ところが、今回の改革案では4技能をバランスよく伸ばし、コミュニケーション能力をつけられるよう学習指導要領の内容を改訂するにとどまらず、すべての技能が身についているかを入試でも測定しようと、入試そのものの改革に着手したのです。
つまり、スピーキングや自分の意見を書くようなライティングは時間の無駄などではなく、それをやらないと入試でも点数が取れなくなるのです。

ところが、一つの大きな問題がありました。それは実施と採点の問題です。センター試験は毎年数十万人が受験していますが、その規模で面接をしたり、エッセーを採点したりするのは非常に困難です。

2016年8月31日に文部科学省が発表した内容は、「2020年度から導入予定の新テストでは読む・聞くだけを出題し、書く・話すは民間の資格・検定試験に委ね、その結果を新テストの結果に加算する。さらに、将来的には国が認定した民間の資格・検定試験の活用のみにより、4技能を評価することを目指す」というものでした。

国立大学などで使われる入学試験が民間の試験に取って代わられるのは前代未聞のことですが、そうしてまで、これからの子どもたちに英語コミュニケーション能力を身につけさせようという文部科学省の本気がここから読み取れます。

2020年度に大学入試を受けるのは今年(2017年)の中学2年生です。
現在の小学生たちは、親の世代のように文法と語いを覚えて和訳していれば済む、ということはありません。
読んだり聞いたりしたことに対して自分の頭で考え、意見を口頭や文章で表現する練習をできるだけ早いうちから始めることが大切です。身につけた力は社会人になってからも生きてきます。

受験のためだけではなく、本当に使える英語を身につける時代がようやく到来したとも言えるのです。

書籍紹介

『英語教師のためのワークブック』
著者:藤田保 価格:1,944円(税込)


レッスンプランの作成に困っている、とっさに子どもの前で英語が出てこない、自分の英語運用力に自信がない......そんな方にぜひおすすめの、児童英語教師にとって必要な英語力をトレーニングできる一冊。トレーニングを続けることで、レッスンの内容から流れまで、すべてをプランできる力が身につきます。

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